あやねこや の まえあし。 （旧・ぶな工房日誌）

猫の五月人形。

猫雛さんの季節が終わって、次は五月人形です。

雛人形と違って、五月飾りにはいろいろなタイプがありますね。

兜だけのもの、鎧と兜セットになっているもの。

また、それを着用した若武者姿のお人形。

鯉のぼり。

兜ははじめに作ったときに苦心しました。

素材を何に、どのように形にすればいいのかって。

今は和紙で張り子のように作ったものを着色、真鍮板で鍬形をつけるというやり方にしています。

本物の兜は細かく紐で組んであってかっこいいですよね～！

もうちょっとあれに近づけることはできないものか。。

今年の五月人形は、箱の仕様を変更しました。

これまでの木箱が手に入らなくなってしまったので、自作です。

上蓋と下箱を違う紙にしてみました。

飾り台兼用なので、上蓋に敷きものがなくてもそれだけでステージになるように。

掛け軸などの背景の紙を使っています。

下箱にはベージュに金銀の箔が散った和紙。

化粧箱に、本体の袴猫さん、こいのぼり、兜、兜台、木製屏風で１セットになります。

茶トラちゃんは若草色に深緑の袴。着物にはすべて五つ紋をつけてありますｖ



ブルー系はいちばん定番、ってかんじがしますね。白黒はちわれちゃんは、水色に縞の袴。


三毛猫はたいてい女の子で、男の子の三毛は珍しく、福を呼ぶとか言われているそうです。せっかくなので、その珍しい三毛ちゃんで。薄茶の大島紬（超高級着物でまだ着られるほど状態が良かったので、ハサミを入れるときは緊張しちゃった）に、茶の縮緬の袴。屏風の千代紙は、橋に薙刀に兜。義経と弁慶のイメージでしょうか。






4月のイベントに連れて行く予定ですが、どの子がどのイベントにいるかは確定できませんのでご了承下さい。（後からのオーダーには対応いたしますが、今年の子供の日には間に合わないので来年になります）
気に入っておうちに迎えて下さる方に出会えますように。

真壁のひなまつり 出店レポ。

ひなまつり一色の真壁での出店が終了しました。

約1カ月のひなまつり中、たった3日の出店でしたが、たくさんの方の支えやご縁をいただきました。

準備期間を含めて2カ月のあいだ、どれだけ感謝の気持ちを心にきざんだことか。

まずは、このご縁のおおもとのきっかけを作ってくださった真壁の有名人、切り絵作家のTさま、
お世話になりっぱなしの伊勢屋旅館の若女将のYさま、
場所を提供して下さった家主さま、
ブースの主催として細やかなお心遣いをいただいたアトリエFUJIさまと出店作家の皆様に深く深く感謝いたします！

まずは、展示と作品の委託販売でお世話になった伊勢屋旅館さん。

歴史と風情のある建物で、ひなまつり期間中はお雛様の展示のほか、中でお昼のお食事をいただくこともできました。わたしも、出店とは別の日にお友達と遊びに来て、ランチをいただきましたよ♪お雛祭りらしいチラシ寿司と、真壁名物「うまかべ　すいとん」、美味しかった♡


入口入って一番手前に、わたしの御殿雛さんを展示。期間中、たくさんのお客様に見ていただけて、雛さんたちも晴れがましかったことでしょう。


伊勢屋さんの豪華な雛段のお隣、少し奥まったところには、展示用の猫雛と、コレクション（というほどの数もないけど）の豆雛を展示させていただきました。背景といっては失礼なほど立派な衝立も立てていただき、立派なスペースに！


猫雛さんは、茨城新聞の真壁の雛祭りの連載にも載せていただいちゃいました。伊勢屋さんのおはからい。ありがたいです。（実はちょいちょい訂正したい箇所はあるのですが；）この記事を見て伊勢屋さんに見に来て下さったり、出店の時ブースを見て「ああ、あの記事の」とご存じのお客さまも多かったです。


さて、直接の出店はというと、伊勢屋さんの2軒お隣の個人の方のお宅の駐車スペースをお借りして、お店を出していました。1ヶ月間、10数組の作家さん、お店やさんの方たちで悪天候の日を除く毎日交代で。特に、主催のアトリエFUJIさんは、毎日毎日通われて、細かくお気遣いいただいたりいろいろご苦労があったと思います。でもそのおかげで、わたしはたった3日の少ない出店でしたが、とても楽しく過ごすことができました。
今年はひなまつり期間中は暖かく良いお天気が続きましたね～。



真壁のひなまつりといえば、近年、メディアのおかげか全国的に知られるようになってきて、期間中は毎日団体ツアーのバスが来たり、平日でもお雛めぐりを楽しむ方がたくさん歩いていたりと、1ヶ月間、とてもにぎやかです。
公共交通機関が不便なところですが、臨時バスが運行されたり、駐車場に車を停めて、さあ、と歩き出すと、次々に趣向を凝らした飾り付けでお雛様が迎えてくれて、古い建物や路地を歩きながら美味しいものをいただいたり、おうちの方に雛のことを尋ねたり。
「寒いときに真壁に来てくれた人をもてなそう」と始まったおひなまつり、とにかく町の皆さんが親切であたたかいんです。
そして今年は、ご縁あって「あやねこや」も、そこに混ぜていただくことができました。晴れがましく、嬉しく、楽しい1ヶ月間でした。
あ～、終わっちゃったなぁ。。。寂しい。
とはいえ、別記事にてお知らせしましたが、旧暦のおひなまつりくらいまで、御殿と猫雛さんは、ひきつづき伊勢屋さんで展示していただけることになりました。

4月はじめには、また真壁にお邪魔しますよｖ

今回、ご縁のありましたたくさんの方々に、最大限の感謝を。ありがとうございました～！

ひきつづき、雛展示のお知らせ。

本日、真壁の伊勢屋旅館さんに委託をお願いしていた作品を、すべて引きあげてきました。
ひなまつり期間中、お立ち寄り下さり御殿と猫雛を見てくださった方々、作品をお求め下さった皆様、なによりお忙しいのにご対応下さった伊勢屋旅館の皆様に、深く感謝いたします！ありがとうございました～！

で、またまた伊勢屋さんのご厚意により、御殿雛と展示用の猫雛は旧暦のおひなまつりまで、引き続きご覧いただけることになりました。

真壁のひなまつり、行きたかったのに間に合わなくて終わっちゃった！という方、今日行って少しみたところによると、伊勢屋さんのほか、まだちらほらとお雛様を飾っているところがありましたよｖ

イベントや臨時出店などはなく、町はおまつり後の静けさを取り戻していますが、そんな日常の真壁散策ものんびりしていて素敵だと思います♪

さて、あやねこやも出店は少しお休み。

3月中はイベント参加はありません。が、しかし！

4月に「ニャンフェス　5」ほか、いくつか入っていますので、その準備と、旧暦でまだやっているお雛様展示を見に行くのに忙しいです！(笑)

4月の出店情報はまたあらためてお知らせしますね～ｖ

（あ、取手と真壁の出店レポも書かなくちゃ；）

今日、真壁に行って、伊勢屋さんと、お世話になったTさんとお会いして、さらにまた新しいご縁もつながり、嬉しい日でした。

ありがとうございました。