阿佐ヶ谷「ohaco」。
東京杉並区阿佐ヶ谷南にある、ボックスショップ「ohaco」。
和な雑貨がメインだけれど、他にも食器やアクセサリー、お洋服など、全てが手作りの作品が並ぶ、とってもとっても素敵なお店。
初めてこちらのお店に作品を置かせていただくようになったのが、2005年12月23日。
そして今月25日、全ての作品を引き揚げさせていただくことになりました。
おはこさんにお世話になって、かれこれ5年半。
あまり頻繁に納品ができなかったけれど、その間、たくさんの作品達を、たくさんの方々に見て、お手にとっていただき、お嫁入りさせてもらいました。
作るジャンルがまちまちで、着物布を使った小物やお人形があったかと思うと、自分の写真を切手シールにしてみたり、けしごむはんこがあったり、バッグがあったり。
おはこさんは、ひとつのボックスだけにとどまらず、お店のあちこちにセレクトショップのように、作品を飾ってくださっていたので、もしかしたら、作品をお買い上げくださった方々の中には、「猫のお人形の作家」と「けしごむはんこの作家」、「バッグの作家」他いろいろが、同じ作家の手によるものだと、つながっていない方もあったかもしれません。
どの作品も大事な我が子たち。
だけど手にとられた方々は、わたしと関係なく、単に作品そのものを気に入ってくださって、おうちに連れて帰ってくださったのでしょう。
お客様がどこの誰が作ったものかを知らなくても、どなたのおうちに行ったものかをわたしが知らなくても、わたしの作ったものたちが、誰かの手元にあって可愛がられているのなら、こんな嬉しい、ありがたいことはありません。
おはこさんで作品を購入してくださった方から、つながったご縁もあります。
お手紙をくださった方。
余所で出店していて偶然、同じおはこさんにお世話になっているとわかって話が弾んだ作家さん。
そして、今現在、お互いに大きな影響を与えながら手作り活動仲間に発展までした、すみれさん。
ご縁て、不思議。
それもこれも、おはこさんの存在があったからこそ。
そしてなにより、わたしの作品たちを、他の人の手に渡る橋渡しをしてくださった、おはこの店長さん。
納品も安定せず半年も間をあけたり、「できたらこんな作品を作って欲しいんですけど」というリクエストにもなかなかお応えできず、ご迷惑もいっぱいおかけしてしまいましたが、いつもあたたかくフォローしてくださいました。
彼女には本当に感謝、感謝です。
長い間、お世話になり、ありがとうございました。
店長さんは、「お休みして少し余裕ができたら、また作品を持ってきてくださいね」と言ってくださって、・・なんだか泣いちゃいそうです。
うん。
がんばろう。
いつかまた、復活させてもらうかもしれませんが、とりあえず。
ありがとうございました!
・・・そして、最後までおはこさんで可愛がってもらっていた作品たちが、ひさしぶりに手元に帰ってきました。
おかえり。
お人形たちの他に、以前作ったイヤリングやめがねひも、かんざしなどの和小物数点がありますので、それらは次回以降の出店の際に、セール品として出させていただこうかなと思っています。
* 追記 *
おはこさんを引き揚げる、その理由を書いてませんでしたね;
いえ、まったく深刻な理由なわけじゃないんです~。
最近、あちこちで出店するようになって、おはこさんへの納品まで手が回らなくなってしまったもので。
これまでも納品がたまにだったので、更に不義理を重ねるよりは、一度お休みをもらって、区切りをつけようかなと思ったのでした。
↑の記事を読み返すと、なんだかしんみりモードですけど、悲しい出来事ではありませんので~(笑)
by bunakoubou | 2010-06-28 10:43 | お知らせ