猫雛。


今月に入ってから、一般のお店先でも雛人形を見かけるようになりました。
早い方ですと、12月ごろから探されることもあるとか。

ぶな工房では、少しでも多くの方に見ていただきたいと思い、条件(天候や、場所柄)が合えば、季節を問わず、猫雛さんを連れて行って展示してました。

でもやっぱり、これからの季節が本領発揮ですよね!


だけど、・・あれ?
ちゃんと紹介していなかったような;


というわけで、改めて猫雛さんをご紹介したいと思います♪


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お花などをあしらって、華やかに飾りつけるとこんなかんじ。
(こちらの画像は、ポストカードとしても販売しています)

販売時は、女雛と男雛、屏風、緋毛氈(フェルト)、敷布、布張り箱(収納・飾り台兼用)がセットになっています。



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お着物を着せつける前の猫雛さん。
(机がぼろぼろなんは、見ないふりしてください~;)

猫雛さんは、お人形本体の高さが大体10センチくらい。
ボディは石粉粘土にちりめんを貼ってあります。


女雛は、5枚の着物を着せてあるので、複数体作るときは何枚も縫うので大変です。
襟も、袖も、後ろ側の着物も、全部5枚ずつ。
特に袖は左右ありますので、それは倍。

男雛は、襟、袖のみ5枚重ね。


大変だけれど、なんといっても雛人形の醍醐味は、この「着物のかさね」にあると思っています。
わたしはもともと平安時代の装束とかが好きで、特に「かさねの色目」と言われる、着物の色の重ね方で季節を表したり、といった「風流を楽しむ」ことが好きなんです。

グラデーションだったり、反対色を合わせたり、表地の色からとったり。
その色の重なりの美しいこと。
昔の人は、そういう美を愛でたのですね~。


だから、猫雛さんの着物の重ねも、それぞれに違う色を何枚も合わせていく作業がとっても楽しい。
一番上は、華やかな柄の布をもってきて、一番下(内側)には白、が基本。
間の3枚(無地)を何色にするか・・・。


猫雛さんを作りはじめた当初は、色無地をたくさん買い込んでたりしたのだけど、気に入った色が見つからなかったり、何色も揃えるとかなり高価になってしまったりで、今は、アンティークの着物屋さんで、織柄の入った白無地の長襦袢などを買ってきて、それをほどいて洗って切り分けて、好みの色を自分で染めています。


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この女雛の中3枚、下から薄いピンク、ピンク、薄紫。
男雛の袖の中3枚、内側から淡い緑、若草色、水色。

これらの布は、自分で染めた布です。
お台所で簡単に染められる、手芸用染料を使っています。

着物布はすべてシルク。正絹です。
(わたしの使っている手芸用染料は、科学繊維は染められません)



それから、女雛の扇や冠、男雛の烏帽子や勺(しゃく)なども、もちろん手作り。
女雛の冠は銅板をカットして、真ん中には(写真だと分かりづらいのですが)「にくきゅう」マークを、家紋代わりに入れてありますv

あと、屏風の端っこにも、にくきゅうマーク。
(この上の写真だと、男雛さんの頭に隠れて見えないですが;)


猫雛さんをもし見に来てくださったら、そういう細かいところも楽しんで見ていただけたら嬉しいなあ~♪


・・・というわけで、次回の出店は1月23日(日)東京国際フォーラムです。
ぜひぜひ、猫雛さんに会いにいらしてくださいね~!
お待ちしてます~!
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by bunakoubou | 2011-01-18 00:11 | 作品 | Comments(2)

Commented by くろぽち at 2011-01-18 09:10 x
細かい丁寧な作業ですよねー。
うちのにゃんこの重ね色はどんなのか、今年出した時じっくり見てみようと思いました。
一年経つと忘れちゃうんですよね…。
Commented by にゃあ at 2011-01-18 11:06 x
>くろぽちさん。

ぽちさんとこにお嫁にいった猫雛さんは、小さい旧バージョンでしたよね。
あの頃のは、5枚、重ねてたかしら;

確か手染めもしてなくて、でも、手持ちの草木染めの布(シルク)などを多用していた気もします。
わたしもうろ覚え・・;

ずっと可愛がってくださっているのが、とっても嬉しいです。ありがとうございます。
今年もまた、「出番が来た!」と箱の中でうずうずしていると思いますよv