ねぶた旅行記 その6。
その後も、館から大型立佞武多が続々と出陣。
くどいようですが、これらのねぷたは、高さがビル6~7階建て相当あります。
左側が去年の作品で、タイトルは「夢幻破邪(むげんはじゃ)」。
右のはおととしので、「不撓不屈(ふとうふくつ)」。
(実はこれが、東京ドームで見た、わたしを青森まで引き寄せた張本人でありますv)
毎年1台ずつ、まる1年かけて新作大型を作ってるんだって。
そんで、何年かしたらお役御免で、解体なんだそうな(もったいない~)。
五所川原の立佞武多は、明治期ごろにはすでに巨大化していたそうなのですが、その後は電線の普及などで、高さ制限ができ、徐々に低くなって、一時は廃れようとまでしていたらしいです。
それが近年になって、地元の方々が復興させようとがんばった結果、みごとに復活を遂げたのだとか。
それにともなって、市も全面協力で、電線の地下埋没工事などを行って、これらの大型ねぷたが町内を練り歩くようになったんだって。
たしかに、電線がまるっきりないわけじゃなかったんだけど、ねぷたの通り道はしっかり確保してあって、特に館の前はねぷたが道路に出るところなので、その部分だけちゃんと電線を排除してある。
すごいな~。
まちぐるみで、おまつりを盛り上げて行こう、守っていこうという気概が感じられます。
故郷にこういう大きなお祭りがあるのって、いいなあ。
うらやましいぞ。
立佞武多の中には、大型だけでなく、
中型のものもありました。
これは「閻魔大王」。
青森ねぶたのように、横型のも。
(上) 「百鬼夜行 百物語」。
(下) ↑ の背面。 (これも、お子さんが泣きそう; 通り過ぎた背面で、ガイコツの手がゆらゆらしてるの)
← ホンダのアシモ。
こういう企業ものもあります。
小さいのって、軽いから、進むスピードが速いんだよね・・; (ブレちゃう)
ねぷただけじゃなくて、「跳ね人」さんや、囃子方さんたちの写真も撮ったのだけど、軒並みブレてしまいました。
やっぱり、夜に動くものをフラッシュなし・三脚なしで撮るのは、無理ってものだ・・;
写真を撮りつつ、最前列なものだから、お囃子に合わせて身体を動かしたり手をたたいたり、参加の皆さんに手を振ったり。
観客のご近所さんたちとも、合わせてきゃーきゃーと騒ぎながら、自分たちも大いにお祭りに参加した気分でした。
さて、お祭りも終盤。
町内のコースをねぷたが一周したら、終わりです。 (だいたい2時間くらい)
初めに出陣していった、大型立佞武多が反対方向から帰ってきて・・、なんか、じ~ん・・・・。
ああ、おまつり、終わっちゃうんだ~。
ねぷた、おうちに帰るんだね~。
またぎのおっちゃん、天井ぎりぎりで、槍がひっかかりそう。
まるで頭をかがめて戻っていくみたい。
その後ろ姿に、なんともいえない哀愁を感じてしまいました・・・。
背面も美しい、「夢幻破邪」。
見おさめです。
お祭りって、前と最中は、わくわくしてとっても楽しいのに、終わるとどうしてこう、寂しいかんじになるんだろう。
切ない~~。
でも、またいつか見に来ればいいし!
館ではいつでも見られるし!
明日は青森のねぶたもあるし!
by bunakoubou | 2010-08-13 21:24 | 日々